講演 バージニア大学知覚研究所

2023年9月13日 フランク・パシューティ氏の講演会

米国バージニア州シャーロッツビル在住の臨床心理士で催眠療法士のフランク・パシューティ氏(Frank Pasciuti, Ph.D)が9月に来日されます。氏は臨床心理士として40年以上にわたって活躍し、その間にバージニアの臨床心理士協会を設立し(現在会長)心理学の発展・普及に尽力するだけでなく、モンロー研究所の倫理審査委員会の委員として、また、バージニア大学知覚研究所のメンバーとの共同研究者として精神医学、心理学の分野での研究の発展にも貢献してきています。2019年には氏の研究・実践の集大成とも言うべき Chrysalis Crisis: How Life's Ordeals Can Lead to Personal & Spiritual Transformation(Rainbow Ridge Books)を出版し、さまざまな分野・側面での「危機的な状況」が人格の成長・変容をもたらす可能性を秘めた「サナギ」の状態であるかということを、そしてその可能性に気づく重要性を訴えています。氏自身の、そして氏が診療してきた数多くのクライアントの実体験に基づく見解は大変説得力のあるものとなっています。

またとない機会ですので、日本の研究者や心理学・精神医学(広く心の問題)に興味のある一般の方との交流の場を設けることができれば、と氏の講演会を企画いたしました。(※参加資格はございません。どなたでもご参加いただけます。)皆様のご参加をお待ちしています。(定員が限られております [先着40名]。お早めのお申し込みをお願いします。)

・講演テーマ:「サナギ危機〜試練がもたらす心の変容」(日本語への通訳あり)
・日時:2023年9月13日(水)、13時〜15時
・場所:愛知県立大学サテライトキャンパス(〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38、愛知県産業労働センター「ウインクあいち」15階。JR、地下鉄、名鉄、近鉄各線の「名古屋駅」から徒歩5分)
・参加費用:2,000円、こくちーずを通してお申し込みください
・定員:40名(先着順)(※どなたでもご参加になれます。)
・主催:人体科学会 中日本ユニット

本件代表:大門正幸(守屋治代・渡邉学・杉岡良彦・桑野萌)

■「サナギ危機」とは:愛する人の死、離婚、失業、大きな怪我や病気。こういった人生の試練を通して、人は飛躍的な成長を遂げることがあります。このような試練のことを、フランク・パシューティ博士は「蝶へと成長する前の時期」ととらえ「サナギ危機」と呼んでいます。人生に生じる様々な危機も適切に対処すれば、身体的、感情的、知的、社会的、道徳的な成長を促すことに繋がります。40年におよぶ臨床心理士としてのキャリアを通して、また、自分自身の体験を通して、氏が構築した人間形成モデルに基づき、サナギ危機が人生における10の重要な領域においてどのように変容をもたらすのかについて話ししていただく予定です。

-講演, バージニア大学知覚研究所