11月11日は「勇者の日」
11月11日は「勇者の日」! AKIRAさんのライブを主催されたかわべけいこさんとAKIRAさんが発起人になって日本記念日協会に申請、2017年から正式に認定されています。
名曲「勇者の石」を作られたAKIRAさんは次のように語っています。
<ここから引用>
今から30年ほど前、アメリカ中をヒッチハイクしていたオレはサウスダコタ州に住むラコタ族の長老と小高い岩山から平原に沈む夕陽をながめていた。長老はオレに小石をポーンと放って、不思議な話をはじめたのだ。
「人はこの世に生まれるまえに、自分が一生かけて運ぶ石を自分で決めるんじゃ」
運命を象徴する石というのは自分が経験したい人生によって重さや大きさがちがう。長老の話を整理してみると、4種類の石がある。
1、亀の子サイズの石。(子供の石):健康で、美しく、頭もよく、何をやってもうまくいく、苦労の少ない人生。
2、アライグマサイズの石。(若者の石):勇敢に挑み、傷つき、それでもまた立ち上がる、挑戦者の人生。
3、赤鹿サイズの石。(大人の石):仲間や家族を守る守護者の人生。
4、バッファローサイズの石。(勇者の石):もっとも苦しい試練を引き受け、人々に愛と勇気を届けにきた者。障がいや病気、事故や災害、大いなる試練をくぐる勇者(Brave)の人生。
この話を聞いたとき、オレの価値観がひっくり返った。
日本では、障がい者や病人を「弱者」と呼んで同情し、不幸や不運はハズレくじのようにあつかわれる。
オレの母親も足を引きずる中途障がい者だったし、父の暴力や母に捨てられた不幸も消してしまいたい過去だった。
彼らは試練をくぐる者を勇者と呼び、不幸や不運こそが魂を成長させてくれる贈り物(ギフト)と呼ぶのだ。
『勇者の石』の壮大な世界観を知ったとき、長年自分を縛りつけていた鎖がとけていくのを感じた。
もしもみんながこの世界観を知ったなら、どれだけ多くの人が長く苦しい呪縛から解き放たれることだろう。
ネイティブは何万年もの間考えぬいてきた。
「どういう視点で世界を見れば、あらゆる人が喜びと感謝をもって生きられるだろう?」
「どんな世界観をもてば、避けられぬ試練に立ち向かえるだろう?」
「どういう価値観を選べば、自分自身と自分をとりまく世界すべてを愛することができるのか?」
『勇者の石』は深い叡智を授けてくれる。
<引用終わり>
ネイティブ・アメリカンの健康観・病気感を調査した Native American Communities on Health and Disabilityには、この長老のような世界観を持つ部族の話が出てきます。
日本でも障がい者を福をもたらす「福子」として大切にする地域がありました。
中間生(お空の記憶)を語る子どもの中には「病気の体を選んできた」と語る子もいます。
「勇者の石」の世界は「魂の真実」を見事に捉えているように思います。
「勇者の日」にはAKIRAさんの「祝祭ライブ」が開催。第一回の岡山での記念祝祭の様子はこちら、第二回の愛知県での記念祝祭の様子はこちらでご覧になれます。第三回の今年は埼玉県での開催。平日のため今年は参加できませんが、愛知県から応援しています!