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勝五郎生誕200年記念

2016/09/11

勝五郎生誕200年目の2015年10月10日(土)、日野市の高幡不動尊で「第7回・勝五郎生まれ変わり記念講演会」で、「勝五郎と世界の生まれ変わり事例〜実は身近な過去生の記憶〜」という題名でお話をさせていただきました。

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「生まれ変わり」などありえない、と考える方々の心のブロックを外していただこうと、まず、最近米当局が発表した「コレステロールの摂取は気にする必要が ない」というニュースや『スポック博士の育児書』の影響で「抱き癖をつけてはいけない」と言われた子育て方法が、その後、「サイレント・ベビーを生む」と して問題視されたことを引き合いに出し、現在の「常識」がいつ覆るかもしれないということをお話しました。

続いて、Society for Psychical Researchに始まる意識の死後存続研究の開始からバージニア大学知覚研究所の設立までの簡単な流れを話した後、小泉八雲によって英文で紹介された勝 五郎の物語が、イアン・スティーヴンソン博士が研究を開始する引き金の一つになったことをお話しました。

続いて、インド人としての記憶を持つ女の子の事例を紹介した後、2000を超えるバージニア大学のデータ分析結果から言える、過去生記憶を持つ子供たちの全体像について紹介しました。

さらに、原因の思いつかない「偏愛・恐怖症・好悪」などを引き合いに、過去生記憶が実は身近な現象である可能性について触れました。

最後に、同じ家族内の生まれ変わり事例として、先立った姉の記憶を持っているように思われる男の子の事例について紹介し、この事例と深く関係するMr.Childrenの名曲「花の匂い」を歌って講演を終えました。

講演後は朝倉御住職・小宮ご夫妻(ご主人は勝五郎の「過去生の人」である藤蔵の子孫)のご案内で藤蔵のお墓に御挨拶に行った後、10年前から精力的に活動を続けている勝五郎生まれ変わり物語探究調査団の方々との懇親会に参加しました。

次の日は小宮ご夫妻・日野市郷土資料館の北村さんに勝五郎縁の地を案内していただくという夢のような一日でした。そのご報告はまた後ほど。

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藤蔵のお墓の前で。

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勝五郎生まれ変わり物語探究調査団の方々と。勝五郎の物語を核に多彩な方々が楽しみながら学術的な探究をしている姿に大いに感銘を受けました。

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