大会終了のお礼・ご挨拶

人体科学会第28回大会終了のお礼・ご挨拶

12月1日(土)と2日(日)に中部大学で開催された人体科学会第28回大会には270名の方がお越しくださいました。大会のテーマは人間にとって根元的な問いである「我々は:どこから来たのか、何者なのか、どこへ行くのか」。この問いに対してどのような答えを有しているかがその人の生き方を決めると言っても過言ではありません。この問題に関して、様々な立場の方が交流し、語り合うことで「エッジ効果」(異なる環境同士の接点に多様な生物が生息する現象)が生じ、新たな学び・気づき・洞察・活力が生まれる場となることを願って運営委員会一同、準備に奔走してまいりました。そのような場を提供することができたかの判断については参加してくださったお一人お一人がお決めになることですが、私個人としては、素晴らしい演者の方々のお話や直接の交流を通して大いに学び、気づき・洞察を得、また、新たな活動への力をいただきました。

運営に関して温かいお言葉をたくさん頂戴し、大変嬉しく思います。もっとも、申し訳なく思う点も色々とありました。特に大きい反省点が次の二つです。

まず参加形態の設定。通常の学会への参加としての両日参加と、特別企画としての2日目のシンポジウムのみ(こちらは格安)の参加の2種類を企画しました。当初はこの2種類で十分だと考えておりましたが、予想に反して1日目のみ、あるいは2日目のみの参加を希望される方が何人かいらっしゃっいました。その方々には1日のみの参加にもかかわらず両日参加扱いとなってしまい、申し訳なく思っております。

もう一つの反省点は、情報交換会についてです。「せっかく参加したのに十分交流ができなかった」とおっしゃる方が出ないように参加者を均等にグループ分けし(その際、会員と非会員の数や研究者、実践者とそうでない方の数を可能な限り調整する)互いに自己紹介していただく時間を設けました。また、その後の自由な懇親の場でも、発表者・司会者の方には帽子をかぶっていただき、着帽された方同士の交流を遠慮していただくことで登壇された方とそうでない方との交流を深めていただこうとしました。このような綿密な準備のために当日あるいは直前にいただいた懇親会参加へのご希望に沿うことができず申し訳ありませんでした。そのようなことがないようにホームページ、Facebook、ニュースメール(こちらは学会参加の方のみですが)などで何度も情報発信させていただきましたが、十分伝わらず情報伝達の難しさを感じました。とは言え、人数的にも余裕がなかったので、参加を希望された方すべてを受け入れることはとてもできず、その選別に苦慮する自体にはなっていたのでその点でもやむを得なかったかなとも思います。いずれにしましても、残念な思いをさせてしまいました参加ご希望の方々、意図を汲み取っていただければありがたく存じます。

大会の開催までには実に多くの方々の有形・無形の援助をいただきました。大学や学会という組織において、それぞれの部署の方が地道に献身的に働いてくださっているおかげで平穏な日常が維持されていることを改めて実感し、改めて感謝の念を抱かずにはいられません。大会顧問・大会運営委員・大会事務局の皆様、お手伝いいただいた学生さん、大会でお話くださった演者の皆様、学会役員・事務局の皆さま、そして本大会にご参加くださった皆様に心より御礼申し上げます。

2018年12月4日
人体科学会第28回大会大会長
大門 正幸

追伸:大会について53名の方がアンケートにご回答くださいましたので、感謝を込めて別ページで報告させていただきます。

大会スナップ
12月1日(土)
大会会長挨拶

事務局挨拶

体験発表

研究発表

基調講演

会員企画セッション
シンポジウム
情報交換会
12月2日(日)
会員企画セッション
会員企画セッション
シンポジウム
人体科学会会長挨拶