人体科学会第28回大会発表ご案内(金田諦應氏)
発表ご案内、1日目の最後は宮城県にある通大寺(曹洞宗)の住職さん金田諦應氏による「東日本大震災 被災地における霊的現象と心のケア」。震災後、被災地を巡る移動傾聴喫茶「カフェデモンク」の主宰として2万人もの方に寄り添ってこられた金田氏は、数々の憑依現象に遭遇します。
「わかな(仮名)はどこだ!」憑依した体を通して叫び始める津波被害者。「わかな!わかな!どこだ?和尚!わかなはどこだ」学校に迎えに娘を必死で探しながら金田氏に呼びかける声。「和尚、俺は死んでいるのか?生きているのか?」このような切実な死者の声に誠実に耳を傾け、供養を通して被憑依者を救い続けてきた金田氏。
氏の活動は震災直後から被災地に通い続けた英国人ジャーナリスト、ロイド・パリー氏による珠玉のルポ『津波の霊たち〜3.11 死と生の物語』に大きく取り上げられ、大きな反響を呼びました。