学会 人体科学会第28回大会案内

人体科学会第28回大会発表ご案内(カール・ベッカー先生)

発表のご案内、今回は京都大学のカール・ベッカー先生による「死を念頭に生きる〜日本人の死生観とその含意〜」。博覧強記とも言うべき広範な学識、鋭い洞察、そして人間/日本人に対する深い深い愛情と熱い情熱、ベッカー先生のお話は私にとってはいつも「聴かずに死ねるか!」というくらい刺激的です! 国際臨死体験学会設立当初から臨死体験や生まれ変わり現象等について国際的に活躍され、影響力のある論文・ご著書をいくつも発表されてきました。日本の歴史・文化についても大変造詣が深く、「日本人は世界に誇る伝統的な死生観を保持してきたのに、戦後物質文明を追求する代わりに、魂の砂漠を彷徨っているように思われる。今こそ、かつての豊かな死生観を取り戻すべきだ」ということをずっと訴え続けていらっしゃいます。また、脳死問題など、医療的な課題に対しても重要な提言をなさっていて、現在は日本のターミナルケアを充実させるべく政策提言の作成に精力的に取り組んでいらっしゃいます。ベッカー先生のお話、是非是非、お聴きください!

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