アムステルダムから

アムステルダムから日本に残した妻へ

 

レンガ色と緑のこの街で レンガ色と緑のこの窓から

君の名前を呼んでみる

月明かりがこの街を眠りに誘うころ

君を守る街の日は始まりを告げる

 

さびしがりやの君のことだから

今頃みんなを巻き込んで

笑いにかこまれているころだろうか

先を急ぐ車の波も途切れる頃

またひとつ君のやさしさが届いた

 

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